重厚感のある色味で高級感があるウォールナット材(クルミ材)の特徴とは?〜メリット・デメリット・お手入れ方法〜
皆さん、こんにちは!
横浜市の新築注文住宅・リフォーム・リノベーション工事専門店、瀬沼住建です!
ウォールナット材(クルミ材)は世界三大銘木の一つです。
深い色合いの美しい木目で高級感のある見た目から、世界的に高い人気があります。
味わい深くも優しい雰囲気のウォールナット材(クルミ材)は、フローリング材としても人気が高いです。
今回はウォールナット材(クルミ材)についてご紹介しますので、これからリフォームや注文住宅をお考えの方の参考にしていただけたら嬉しいです!
なお、以下の記事でも木材について紹介しています。
ぜひご覧いただき、良い住まいづくりの参考になさってください。
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ウォールナット材(クルミ材)とは?
クルミ、ウォールナットはどちらもクルミ科の落葉広葉樹です。
生産地など、様々な違いがあります。
クルミは主に、日本・中国・ロシア産のものを指します。
ウォールナットは、北米産のブラックウォールナットのことを指します。
今回は主にウォールナットについて詳しくご紹介します。
厳しい寒さのもとで時間をかけて成長するため、硬く粘りのある材質を持ちます。
一方で軽量で扱いやすく、加工性や塗装性にも優れています。
現在はライフルの銃床やピアノなどの楽器にも使用されています。
深みのある濃い褐色が特徴で、黒に近いブラウンが重厚感のある色味で、高級感があります。
1970年代頃から高級家具や床材として愛され続けています。
ウォールナット材を使用する5つのメリット
ウォールナットをお家作りに取り入れる際には、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
家具や床材として使用した場合の主なメリットを5つご紹介します。
①耐久性に優れている
ウォールナットは広葉樹に分類され、密度が高く変形などを起こしにくい耐久性の高い木材です。
木材の耐久性は、小さい子供やペットと一緒に暮らす方にとって特に気になる点だと思います。
引っかいても傷がつきにくく、大きな衝撃があってもへこみにくいので、子供部屋やリビングなどの床材にもおすすめです。
②加工性に優れている
適度な硬さと粘りがあるため、加工しやすく接着性にも優れています。
軽量で扱いやすいのも特徴です。
精度の高い加工が求められる家具や工芸品などに多く使用されています。
③温度や湿度による変化が少ない
一般的には木材は温度や湿度の影響を受けやすく、無垢材は温度が低くなると収縮したり、湿度が高くなると膨張したりと、変形しやすいです。
こうした温度・湿度による変化は反りや歪み、割れの原因になります。
ウォールナット材は温度や湿度の影響を受けにくいという特徴があるため、家具や床材の歪みや変形などが起こりにくいです。
④触り心地が良い
適度な油分を含んでいるためツヤがあるのですが、ベタつきはなく軽やかさも感じられます。
床材にウォールナットを使用すると、質感や木材特有の温もりを感じられて、思わず寝転がりたくなってしまいます。
使い込むと更に磨かれ、より滑らかな質感になっていきます。
⑤色や木目が美しい
ウォールナットの最大の魅力は、美しい色合いと木目です。
深みのある濃い褐色が特徴で、直線的な木目が洗練された印象を与えます。
ウォールナットのような色合いと木目は他の木材では出せません。
他の木材の多くは経年劣化で色が濃くなりますが、ウォールナットは色が明るく変化していきます。
長い時間をかけて風合いの変化が楽しめるのも魅力の一つです。
ウォールナット材を使用する2つのデメリット
ここまでウォールナット材の魅力をお伝えしましたが、デメリットもあります。
ウォールナット材をお住まいに取り入れる前に、デメリットも知っておきましょう。
①ほこりなどが目立つ
ウォールナット材の濃い茶色は魅力的なのですが、ほこりやゴミが目立ちやすいのも特徴です。
ほこりの原因を完全に絶つことはなかなか難しいので、掃除機やフロアモップなどでこまめにお掃除するようにしましょう。
②価格が高い
ウォールナットは時間をかけてゆっくりと成長するため、木材として利用できるようになるまで時間がかかります。
見た目も機能面もウォールナットに似た木材が存在しないので、希少性が高い木材です。
1本の木から得られる使用可能な部分も限られているのですが、世界的に需要が高いことも、価格が高い原因の一つと考えられます。
お住まいに取り入れる際には、全てに使用することももちろんですが、ワンポイントで使用することもできますので、ご予算とお客様の理想の家づくりとのバランスを取りながら進めていきましょう。
ウォールナット材のお手入れ方法
長く大切に使用していただくためには、日頃から正しいお手入れ方法を心がける必要があります。
ウォールナットは比較的衝撃に強い木材ですが、傷や汚れを防止するために、塗料を使用してお手入れをしやすくすることもポイントです。
「浸透性塗料」と「造膜型塗料」を使用した場合のお手入れ方法をご紹介します。
・浸透性塗料
天然オイルなどを無垢フローリングに塗り込んで浸透させて、フローリングを保護する仕上げ方法です。
ウォールナット本来の美しい木目や質感、経年変化を楽しめます。
日頃のお手入れ方法は、雑巾やフロアワイパーなどで乾拭きをします。
傷や目立つ汚れがある場合は、表面をサンドペーパーで削った後にオイルを塗り直します。
年に1回塗り直しをすることによって、効果を持続させることができるので、メンテナンスも比較的簡単です。
・造膜型塗料
表面に塗膜を張ることでフローリングを保護する仕上げ方法です。
木材の表面にコーティングするので、防水性や防汚性を高めてツヤのある仕上がりにすることもできます。
浸透性塗料と同様に日頃のお手入れ方法は、雑巾やフロアワイパーなどで乾拭きをします。
年に1回表面に専用ワックスを塗ることで、効果を長持ちさせることができます。
表面に傷がついてしまうので、サンドペーパーの使用はできません。
ウォールナット材はどのような雰囲気に合う?
落ち着いた色合いと美しい木目で高級感があるウォールナット材は、クラシカルなテイストはもちろん、モダンな雰囲気とも合います。
暗くなりすぎるのが心配な方は、壁や天井に明るい色を使用することによって、一気に部屋が明るくなります。
合わせるインテリアによって様々な雰囲気を味わうことができるのも、ウォールナット材の魅力です。
家づくりのことなら瀬沼住建へご相談ください!
今回はウォールナット材のメリットやデメリットなどを紹介させていただきました。
深い色合いの美しい木目で高級感のあるウォールナット材は、落ち着いた雰囲気のお家にぴったりの木材です!
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