均一な木目とナチュラルで淡い色合いが特徴!硬くて丈夫なタモ材(アッシュ材)とは?メリット・デメリットを解説
皆さん、こんにちは!
横浜市の新築注文住宅・リフォーム・リノベーション工事専門店、瀬沼住建です!
タモ材は家具やフローリング、建具材、造作材など幅広い用途に使用されます。
しなやかで強度が高い特性があり、それを活かして建材だけではなく、野球のバットやテニスのラケットなどにも用いられています。
今回はタモ材について紹介しますので、リフォームや注文住宅をお考えの方の参考にしていただけたら嬉しいです!
なお、以下の記事でも木材について紹介しています。
ぜひご覧いただき、良い住まいづくりの参考になさってください。
▶︎「杉(スギ)」についてはこちら
▶︎「檜(ヒノキ)」についてはこちら
▶︎「松(マツ、パイン)」についてはこちら
▶︎「欅(ケヤキ)」についてはこちら
▶︎「栗(クリ、チェスナット)」についてはこちら
▶︎「楢(ナラ、オーク)」についてはこちら
▶︎「ブナ(ナラ、ビーチ)」についてはこちら
▶︎「桜(サクラ)」についてはこちら
▶︎「檜葉(ヒバ)」についてはこちら
▶︎「メープル材」についてはこちら
▶︎「チーク材」についてはこちら
タモ材とは?
タモは別名アッシュとも呼ばれる、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹です。
海外ではロシアや中国などが主な生産地として知られていますが、日本では主に北海道や本州北部に分布しています。
国産のタモ材は林業の後継者不足などが原因で減少傾向にあるため、ロシアや中国産のタモ材が使用されることが多いです。
タモ材は「ナチュラルで淡い色合い」と「均一な木目」が特徴で、古くから人気がある木材です。
白っぽい淡い色合いの部分と、ややくすんだ褐色の部分があります。
加工する際に、切り出す部分によって綺麗なグラデーションに仕上がるのが美しいと評判です。
また、木材の根本から先端にかけて均一に木目がハッキリと現れます。
フローリングの床材に使用すれば、木目を足元から楽しむことができるでしょう。
木目の種類によっても印象が異なります。
柾目(まさめ)→やわらかく明るくさわやかな印象
板目→華やかな印象
イメージに合ったものを選んでお家づくりを楽しめるといいですね。
タモ材を使用する4つのメリット
古くから人気の高いタモ材には、様々な特徴とメリットがあります。
建材や家具などに使用した場合の主なメリットを、4つご紹介します。
①丈夫で耐久性がある
タモ材は衝撃を吸収する弾力性があり、高い耐久性を持ちます。
硬く頑丈な素材かつしなやかさもあるので、長年愛用できる家具や床材にもぴったりです。
「タモ」という名前は、強い力を加えても折れずに「たわむ」ことが由来という逸話もあります。
②均一で美しい木目
ハッキリと現れる均一な木目がタモ材の魅力のひとつです。
タモの木は、まっすぐ空に向かって伸びるため、木目が直線的でハッキリしています。
国産のタモ材は、木目が詰まっているので更に美しい木目が出ます。
③色合いが美しい
産地によって色合いが異なりますが、ナチュラルな淡い色合いが特徴で、白っぽい色味が多いです。切り出す部分によっては、自然なグラデーションになるのも美しいです。
インテリアに取り入れると、部屋を明るく見せてくれる効果があります。
④和洋問わずマッチする
白っぽく明るい色味のタモ材は、和洋問わずどのようなテイストの部屋にも馴染んでくれます。
幅広いインテリアにマッチしやすいので、お家のリフォームや注文住宅をお考えの方には、ぜひ取りれていただきたい木材のひとつです。
タモ材を使用する2つのデメリット
タモ材のメリットをお伝えさせていただきましたが、デメリットもあります。
デメリットも理解した上で、後悔のない木材選びができると良いですね!
①硬さがあるので加工するのが難しい
しなやかさと丈夫さを兼ね備えたタモ材ですが、加工をする際にはデメリットにもなります。
他の木材と比べても密度が高く重さがあるため、そもそも木材の扱いが大変です。
更に硬さがあり、切断の難易度が高いため、細かいデザインや加工には不向きです。
シンプルな家具などへの加工には向いているので、耐久性を活かしてダイニングテーブルや床材の使用におすすめです。
②価格が高騰している
木材の中でも人気のあるタモ材は、需要が高いために価格が高騰しています。
また、ロシアからの輸入制限や国産のタモ材はそもそも流通量が少ないため、今後も価格は高騰する可能性があります。
それでも人気なのは、見た目の美しさと性能の良さがあるからです。お住まいに取り入れる際には、ご予算とのバランスを取りながら納得のいくお家づくりをしていきましょう。
タモ材の経年変化は緩やか?
丈夫で強度の高い木材であっても、年数が経つにつれて質感や色合い、手触りなどは変化していきます。
タモ材は他の木材と比べると経年変化は比較的緩やかです。
使用環境によって経年変化のスピードも異なりますが、条件の良い場所や状態で使用していると、ほとんど変化に気付かないこともあります。
経年変化により黄色味が増していきますが、数年経って色が濃くなったかなと思う程度です。
タモ材のお手入れ方法と注意点
タモ材のフローリングの基本的なお手入れ方法は、下記の通りです。
・ホコリやゴミを掃除機やほうきで取り除く
・日常的な汚れは硬く絞った布で引き取る
・しつこい汚れは水で薄めた中性洗剤を使用する(変色する恐れがあるので目立たない場所で試してから使用してください)
水に強い木材ですが水や汗に反応して表面が変色してしまう場合があります。
そこでおすすめなのが、塗料などを使用してコーティングをすることです。
塗料にもいくつか種類があるのでご紹介します。
浸透性塗料
木の内部に浸透して保護するタイプの塗料です。
普段のお手入れに加え、しつこい汚れには専用の洗剤を使用します。
それでも汚れが取れない場合には、サンドペーパーで削り取る必要があります。
1〜2年に1度は、床全体のメンテナンスが必要です。
コーティング系塗料
木の表面に膜を作って保護するタイプの塗料です。
普段のお手入れのみで、しつこい汚れも比較的簡単に落とすことができます。
注意点として浸透系塗料と違って、表面に傷がついてしまうのでサンドペーパーは使えません。
1〜2年に1度専用ワックスを塗ると、メンテナンスが楽になります。
無塗装のままの使用はおすすめしません
先述した通りタモ材は、水に強い木材ですが水や汗に反応して表面が変色してしまう場合があります。
変色を防ぐため、無塗装のままの使用はあまりおすすめできません。
塗装を行ってメンテナンスのしやすい状態で使用していくのが、長持ちさせるコツでもあります!
塗料によって仕上がりの色味が若干異なるので、仕上がりのイメージに合ったものを選びましょう。
家づくりのことなら瀬沼住建へご相談ください!
今回はタモ材のメリットやデメリットなどを紹介させていただきました。
和洋問わずマッチするタモ材は、お住まいに取り入れやすい木材です!
瀬沼住建では、空間に合わせた最適な木材選びのお手伝いをしています。
オール無垢材の家からワンポイントで無垢材を使った家など、注文住宅だからこそできるお家づくりがあります。
無理なく購入できる注文住宅、リフォーム・リノベーションをご提供するため、価格面においてもご予算内でできるプランを提案いたします。
大きな夢から小さなご希望内容まで、何でも私たちにご相談ください。
私たちが、理想の住まいを叶えます!