北欧インテリアにピッタリ!ブナ材(ビーチ材)の特徴とは?メリット・デメリットを解説
皆さん、こんにちは!
横浜市で注文住宅の設計・建設を行っている、瀬沼住建です!
注文住宅や家具選びでは木目の美しさや特徴など、樹種にも注目をするとより満足できる仕上がりになります。
今回紹介するブナ材(ビーチ材とも呼ばれます)は、北欧で古くからインテリアに利用されてきた木です。
非常に強度の高い樹種なので、フローリングやカッティングボードにも用いられています。
以下の記事でも木材について紹介しています。ぜひご覧いただき、住まいづくりの参考になさってください。
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ブナ(ビーチ)とは?
ブナ(ビーチ)とは、ブナ科ブナ属の落葉広葉樹のことを言います。
ブナの木は高さ30m以上の大木に成長することが多く、その雄大な姿から森の女王の異名を持ちます。
日本では北海道南部から本州、四国、九州に分布しますが、実際にフローリングなどに使われているのはヨーロッパ産のものがほとんどです。
一口にブナと言ってもたくさんの種類があり、その数は120種にも及びます。
日本におけるブナは樹皮が白っぽい色をしていて独特の模様が見られ、葉の断面は波打つような凹凸が特徴です。
素朴でナチュラルな雰囲気を持っているため、北欧テイストの床材にも適しています。
ブナ材の5つのメリット
ブナ材を住宅に用いるうえで、その特徴からどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
①強度が高い
ブナ材の最も大きなメリットは強度が高いことです。
そのため、負荷がかかるフローリングに向いていると言えます。
とても頑丈なため、物を落としてもペットの爪が当たっても傷が付きにくいので安心です。
その強靭さからフローリング以外にも柱や梁などの建材、スキー板にまで用いられていた歴史があります。
②素朴でナチュラルな印象
ブナ材は主張が抑えめで素朴でナチュラルなことから、他の家具や壁などとの相性をそこまで気にしなくていいというメリットもあります。
部屋のアイテムにこだわりがある、壁を個性的にして床はシンプルにしたい、という方に良く選ばれています。
③寿命が長い
ブナ材は耐久性が高く、長寿命であるのも特徴です。
フローリングに使用しても長く持つので張り替え工事までの期間も長く、お住まいにかかるメンテナンス費用を抑えることができます。
④加工がしやすい
ブナ材は昔は加工に不適切とされていました。腐食しやすく、乾燥すると大きく反ってしまうのが理由です。
しかし、近年では加工技術が高くなったことでフローリングの他、家具や楽器にも用いられています。
曲げに強くてしなやかさがあり、加工しても一定の強度・形状を保てます。
⑤鮮やかな色
ブナの木を切ると淡い黄色、またはピンクに近い白い断面が現れます。
鮮やかな色合いの他、他の木材にはないような独特見た目があるため、ブナ材を採用すると華やかさも演出できます。
なお、年数が経過するにつれ、徐々に黄色っぽく変化していきます。
ただ、木材の中では比較的経年変化が少ないと言われています。
ブナ材のデメリット
ブナ材も良い面ばかりではありません。お住まいに採用する際にはデメリットも知り、総合的に見て検討しましょう。
①依頼する業者によって歪みや傾き、亀裂が起こる
ブナ材を多量の水分が含まれており、乾燥に時間がかかります。
乾燥処理がしっかりされていないとブナ材で作ったフローリングの一部が歪んだり、傾く場合があります。
そのため、ブナ材でフローリングを作る際には業者選びが非常に重要です。
知識に乏しい、経験が浅いような業者に依頼すると最悪の場合、亀裂が入るようなこともありますので業者選びは慎重に行いましょう。
②カビが繁殖し、腐食することがある
ブナ材はしっかり乾燥させないとカビが繁殖し、腐食する恐れがあります。
水分や熱に敏感なため、直接触れないようにご注意ください。
定期的に専用のオイルやワックスで手入れすることで木肌の滑らかさを保つことができます。
ブナ材に適した使い方、用途
加工技術が高くなったことから、ブナ材は様々な使用用途があります。
具体的にどのように使われているか、ブナ材の特徴をもとに紹介します。
フローリング(床材)
ブナ材の代表的な使用用途はフローリングです。
リビングや廊下など、日常的に人が歩行する場所や家具家電を移動させても傷が付きにくいことからフローリングはその荷重に耐えられる強度の樹種を選ばなければなりません。
耐久性の高いブナ材はフローリングに最適と言える樹種です。
見た目も主張するものではないので、どんな家具や壁とも合わせやすいことから良く選ばれています。
家具(机、テーブル、椅子など)
ブナ材は硬いながらも曲げやすく、加工しやすいという特徴から家具にも用いられています。
机やテーブルのように物を置いたり書き物をするものでも丈夫で傷が付きにくいという性質があり、インテリアにも自然と溶け込みます。
北欧インテリアからミッドセンチュリー調のデザインのお部屋にもピッタリです。
また、乳白色の色合いと滑らかな木目が観葉植物や日差しとも美しく調和します。
ブナ材の平均価格帯・費用相場
ブナ材は乾燥時間が長く、加工に多くの手間がかかるため、比較的割高になります。
サイズなどによって価格は異なりますが、長さ3m・幅30cmほどで約3万円前後です。
角材の場合は長さ2m・幅7cmほどで約7千円前後が目安です。
ブナを使った家づくりや加工はどこにお願いしたらいい?
お住まいにブナ材を使うとなると、その特徴に詳しく、経験も豊富な業者に依頼するのが一番です。
とは言え、どこにお願いしても満足のいく結果になるとは限りません。
以下は施工会社を選択するうえでのポイントをまとめたものですのでご参考になさってください。
・相見積もりをとったうえで検討する
・説明内容に不明瞭な点はないか
・住宅の素材やデザインが希望通りか
・人柄、提案力に不満はないか
・保証やアフターメンテナンスが十分か
相見積もりとは、2社以上の複数の会社から見積もりを取ることです。
2社以上から見積もりを取ることで適正価格や理想の工法、対応の善し悪しが見えてきます。
見積もりと一緒に過去の施工事例も見せてもらうとどんな工事をする会社なのか分かってくるでしょう。
また、不明な点があればどんなことでも担当者に質問をすることをおすすめします。
明確な回答が返ってこない、専門用語ばかりでよく分からないという場合は契約しない方が無難です。
家づくりのことなら瀬沼住建へご相談ください!
ブナ材(ビーチ材)はその強靭さ・主張しない見た目からフローリング、机などの家具に多く用いられています。
丈夫で寿命も長いので、同居されるご家族と一緒に歳を重ねることができます。
お住まいの木材選びの際にはブナ材も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ただ、ブナ材の扱いには専門的な知識や技術が必要です。
瀬沼住建の代表、瀬沼は宮大工から経験を積み、木の種類によって特性や加工の仕方が違うことを熟知しています。
材料の原木を直接、山に行って切り出しに行くほど木に詳しいと自負しています。
注文住宅や木の加工に関することならお気軽にご相談・お見積もりをご依頼ください。
私たちが、理想の住まいを叶えます!