注文住宅で失敗しないための5つのポイント
こんにちは!
横浜市で注文住宅の設計・建設を行っている、瀬沼住建です。
一生で一番大きな買い物とも言っても過言ではない、注文住宅の購入。
自由な設計が出来る注文住宅は、分譲住宅とは違い非常に多くのことを施工主が決めることができます。そのため、住宅によほど詳しい方でない限り、誰もが初心者なので、選択肢の広さに迷うことも多いでしょう。
今流行っているから、オシャレだから、という理由で付けた住宅設備や間取り、インテリアでも、いざ暮らし始めると意外と不便だった…といった話もよくお聞きします。
それは、実際に住んでみないとわからないことが多いからです。
簡単に買い替えができるような買い物ではないからこそ、出来ることなら後悔はしたくはないですよね。
そこで今回は「注文住宅で失敗しないための5つのポイント」をご紹介します!
注文住宅の購入を控えている方のご参考になれば幸いです。
【間取りや収納、設備で後悔】家族の今後のライフプランを考え、実用性を加味した間取りを考えましょう!
注文住宅の後悔でいちばん多いのは、やはり間取りに関するものです。
家を建てた後に間取りを変更するとなると大がかりなリフォームを行わない限り難しいと言えます。間取りの後悔の一例をご紹介しますので、こちらを参考に将来を見据えた計画をたてていきましょう!
後悔例 | 問題点と対策法 |
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玄関収納が足りない | お客様を迎える「家の顔」ともなる玄関。靴が雑多に並んでいると見栄えが悪くなります。下駄箱の収納力が足りずに後悔される方も多くいるようです。 玄関の広さは、理想としては4~5人家族なら3畳程の広さがあるとスッキリします。また、ベビーカーやボール、砂場セットなど、子どもの遊び道具を片付けたいなら半畳でも良いのでシューズクロークがあると玄関がスッキリします。 その他、多くの靴を収納できるシューズクロークや、コートを収納できるコートクロークを設置するのもおすすめです。 |
子ども部屋の数が足りない、多すぎた | 子ども部屋が想定していたよりも多く必要になったり、逆に、子ども部屋を作っておいたのはいいけれど結局リビングで勉強や遊びをするので必要なかった…といった後悔をされる方もいらっしゃるようです。 対策としては、2階に大きな部屋を作っておいて子どもが成長したときに壁や家具で自由に仕切って使用できるようにしておく、あまり使用しなかったときのことを考え、書斎や納戸として使用することも想定しておく、等が挙げられます。 |
大きな窓があって収納や家具を置くスペースがない | 部屋を明るくするために壁一面を窓にしてしまうと、窓の前にクローゼットや収納棚のように高さのある家具を置けないという問題が発生することも。採光のために窓を設けたい場合は、壁一面を窓にするのではなく、腰高や天井に近い位置に窓を設置することで家具の配置を妨げません。 また、事前に部屋にどのような家具を置くかを決めて、図面に書き込んで窓との位置関係も確認しておくと良いでしょう。 |
トイレがリビングから丸見えな位置にあるので落ち着いて用を足せない | 家族であっても、用を足すところを見られてしまうのは気が引けるところです。リビングから丸見えなのが気になるので、離れた場所に作れば良かった…、といった後悔をされる方も。 ただし、あまりにもリビングから遠すぎても動線が悪くなってしまうので、位置は慎重に決定するのが良いでしょう。 |
キッチンのスペースが足りなかった | キッチンの通路が狭くてゴミ箱を置く場所がとれなかったり、調理台のスペースが狭くてミキサーやケトルを置く場所がないと後悔される方もいらっしゃるようです。 まず、置く可能性のある家具やキッチン用品をリストアップし、それらのアイテムを置く場所を考えた上でキッチンを選定するのが良いでしょう。また、調理台のスペースを広くとることで、ミキサーやケトルを置くだけでなく、作業スペースを確保することも重要です。調理中に必要な道具や材料を置くスペースを考慮し、動線や使い勝手を考えたレイアウトを検討しましょう。 |
吹き抜けのあるリビングが思っていたより寒い | 明るく開放的なリビングに憧れて吹き抜けにしたけれど、冬場は思ったよりも寒く、がっかりされている方も。吹き抜けの空間では、暖かい空気が上に上がってしまって、下の方が冷えてしまうのです。 そういった場合、シーリングファンを取り入れてみましょう。上下の空気をかき混ぜることで、暖かい空気を下に循環させる効果があります。そうすると、吹き抜けの下の方も暖かくなります。 また、断熱対策も大切です。吹き抜けの上部や窓からの熱の逃げを防ぐために、断熱材を使ってしっかりと断熱することが必要です。断熱性の高い窓やドアも検討してみましょう。 さらに、暖房器具の選択も重要です。吹き抜け空間では、床暖房や下から熱を出す暖房システムを使うと、より均等な温かさを実現できます。 |
【土地探しで失敗】土地の広さや形状だけでなく、立地条件・土地価格・日当たりも考慮して選びましょう!
土地探しの段階で気を付けておきたいポイントも押さえておきましょう。
後悔例 | 問題点と対策法 |
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日当たりが悪い | 土地を見たタイミングが夏の昼間で、日当たりが良く感じたが、実際に暮らし始めると冬の日当たりが思ったよりも良くなかったといった問題も。 夏以外にも日当たりを確認できればベストですが、土地選びはスピード感も大切です。スタッフに確認したり、吹き抜けを作って採光する等の対策を行うと良いでしょう。 |
前面道路が狭くて駐車しづらい | 前面道路の狭さを考えておらず、いざ駐車しようとしたときに何度も切り返さなければいけないので大変といった後悔例です。 土地選びの際には前面道路についても確認しておくと良いでしょう。 |
ゴミ置き場が遠すぎる、近すぎる | 生活しているとゴミ捨ては付き物です。ゴミ捨て場との位置関係にも注意が必要です。 遠すぎると雨の日やゴミの量が多い日に大変ですし、近すぎても風向きによっては匂いやゴミが風で飛んできたりということも。 ご自身のライススタイルに合ったゴミ捨て場の位置かどうか、事前に確認しておきましょう。 |
広すぎて庭の手入れが面倒 | 広々とした庭、憧れますよね。ただ、広い庭はその分手入れも必要になるということも視野に入れておいてください。 子どもやペットを広々と遊ばせられる広い庭にしたいけれど、定期的なメンテナンスの自信がない…という方は、メンテナンスが断然楽になる防草シートや人工芝の導入もおすすめです。 |
【ライフプランの変化に対応できない】将来のライフスタイルにも適応できる間取りを考えましょう!
家族のライフスタイルは絶えず変化していきます。子供の誕生や学校生活、家族の成長や親との同居など、将来に起こり得る様々な出来事を考慮して家づくりを進めないと、本当に快適に過ごせる家から遠ざかってしまう可能性があります。
将来のライフスタイルの変化をシミュレーションする際には、5年ごとの変化をイメージしてみることがおすすめです。多くの方が子供の成長に合わせて家づくりを検討しますが、5年という期間は子供の成長の重要な節目でもあります。小学校入学や中学校入学など、節目となる時期に家族の生活がどのように変化していくのかを想像してみましょう。これを一つの目安として活用することで、後悔を防ぐことができるでしょう。
家づくりにおいては、将来の暮らしを見越した計画が重要です。子供たちの成長に合わせてスペースや機能の変化が必要になるかもしれませんし、親との同居や新しい趣味のスペースの必要性も出てくるかもしれません。柔軟性を持った間取りや多目的スペースの設計を検討することが大切です。
【住宅ローンで生活がカツカツに…】余裕を持った資金計画を立てましょう!
一般的に住宅ローンの返済期間は35年ですが、中には最長で50年まで設定できる住宅ローンも存在します。どちらにしても、長期的な返済となり、定年退職後も住宅ローンの支払いが必要となる場合がほとんどです。
ただし、定年退職後は収入が大幅に減少するため、退職金の額によっては返済の継続が難しくなる可能性もあります。
その他にも、病気・ケガによる入院や職場の倒産・解雇による収入減など将来的に起こりうるリスクを想定しておくことも大切です。現状の収入だけを見るのだけではなく、万が一の際に無理なく返済できるのかどうかも加味しておくと安心です。
経済状況や家族のライフプランを考慮し、無理のない返済計画を立てることが、安心して住宅ローンを返済し続けるためのポイントです。
将来に備えつつ、快適な住まいを手に入れるために、じっくりと検討しましょう。
【話し合い不足】家族や担当者と打ち合わせを重ねて、納得いく建築プランを立てましょう!
これから先、長く暮らしていく家を作るのですから、家族間で納得いくまでとことん話し合って、とことん楽しんで作っていただきたいです。
「アイランドキッチンにしたい」
「これから先、子どもが成長しても家族で顔を合わせられるようにリビング内に階段がほしい」
「晴れた日にはウッドデッキでBBQをしたい」
「季節を感じられる家にしたい」
などなど…。家族皆さまの意見を一度洗い出し、優先順位を付けていきましょう。
そこまできたら、あとは担当者との打ち合わせです。立地、予算などを踏まえた上で、どのようなプランや設計が最適か、担当者と一緒に形にしていきましょう。
もちろん途中で、やっぱり変更したい、と方向転換されることもあるかと思います。その際も遠慮なく伝え、何度でも話し合いを重ねることが理想のお住まいに近づく近道です。
まとめ
「注文住宅で失敗しないための5つのポイント」を先輩方の後悔例を踏まえてご紹介しました。一言で注文住宅と言いましても、施主様によってその形は本当に千差万別です。長く暮らしたいと思える家を形にできるよう、失敗しないためのポイントを参考に計画を立てていきましょう。
多くの方にとって一生に一度の買い物となる注文住宅ですから、納得のいくお住まいとなるよう私どもも全力でお手伝いさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談くださいね!
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