注文住宅を建てる際の資金計画

blog_01

こんにちは!

横浜市で注文住宅の設計・建設を行っている、瀬沼住建です。

注文住宅は多くの方にとって人生で一番高価な買い物となるかと思います。

しかし、いざ注文住宅を建てるとなってもどれだけのお金がかかるのか見当も付きませんよね。

注文住宅は高価な買い物だからこそ、「資金計画」が非常に重要になってきます。

資金計画を立てることで、お客様のライフプランや収入に合った最適なコストバランスを考慮し、希望する注文住宅の実現に近付くことができるでしょう。

こちらの記事では、注文住宅を建てるにはどれくらいのお金がかかるのか、どのくらいの資金を用意したらいいのかといった注文住宅の資金計画の基本的な流れの他、住宅ローンの借入額の設定方法、見落としがちな注意点などについて詳しくご説明していきます。

目次

1. 注文住宅の費用の内訳について

土地を購入して注文住宅を建てる際にかかる費用としては、大きく次の4つに分類されます。

  • 土地取得費用
  • 建物本体建設費用
  • 建物付帯工事費用
  • 諸費用

それでは、それぞれの費用の特徴を見ていきましょう。

土地取得費用

土地の購入にかかる費用としては、実際の土地代以外にも以下のような諸経費が必要になります。

スクロールできます
項目内容費用目安
土地購入の仲介手数料土地を売買仲介で購入した場合に発生する上限は(土地価格×3%+6万円)+消費税10%
手付金売買契約を結ぶとき「証拠金」の意味を持つ代金相場は売買代金の10%ほど
登記費用司法書士に支払う報酬費と登記にかかる登録免許税の2つからなる司法書士報酬の相場は5~10万円程
登録免許税は土地の固定資産税評価額で決定される
印紙代(税)売買契約書に必要な収入印紙5000円~3万円
※軽減税率が適用されています
ローン手数料金融機関が融資を行うためにかかる経費を、買主から徴収する費用相場は2万円~30万円程

建物本体建設費用

建物本体建設費用は、建物そのものにかかるお金のことです。庭や駐車場などの建物以外にかかる費用は含まれていません。具体的には以下のように様々な工事費用から成り立っています。

スクロールできます
項目内容
仮設工事費用工事に必要な足場や仮設電気、水道、職人用のトイレ設置など
基礎工事費用構造全体を支える基礎工事に必要
木工事費用構造材や造作材などの加工、現場工事
屋根・板金工事屋根の瓦やガルバニウムの葺きつけ、雨どいや水切りの取り付け工事
外装工事外壁のサイディングや塗り壁など、屋外の装飾工事
サッシ・ガラス工事屋外に面した窓の取り付けと防水工事
タイル・左官工事玄関や洗面、お風呂場などのタイル、左官による装飾工事
断熱・気密工事壁、床下、屋根などに断熱材を取り付ける工事
木製建具工事屋内の木製ドア、障子などの加工、取り付け工事
金物工事ドアノブやドアフック、手すりなどの取り付け工事
電気・水道工事壁、床下、天井裏に電線や電話線、水道管などの配線、配管を行う
空調工事空調ダクトや24時間換気のための換気口の取り付け工事
防腐・防蟻工事構造材を腐食やシロアリから守る薬品工事
内装仕上げ工事内壁、天井に塗装やクロス貼りなどの装飾工事
住宅機器設備工事お風呂場やキッチン、トイレなどの設備機器工事

建物付帯建設費用

建物付帯工事費用は、主に建物本体以外にかかる費用です。家づくり全体の費用の約2割が目安です。下記にまとめてありますが、こちらが全てがかかってくるわけではなく、必要なものがかかってくると考えておいて良いでしょう。

スクロールできます
項目内容
既存建築物解体工事古い建物が残っている場合、その解体工事費
地盤調査・改良費用その土地が家を建てられる状態にあるかを調査し、必要であれば改良工事をするための費用
水道・電気・ガス引き込み工事費用水道や電気、ガスの配管を引き込む工事
照明・カーテン工事シーリング、ペンダント、ブラケット、ダウンライトなどの照明器具、カーテンやブラインドなどの購入・取り付け工事
空調設備工事エアコンや換気扇などの取り付け工事
外構工事カーポートや駐車スペース、アプローチの土間工事、塀工事費
造園工事庭の生け垣や植栽などにかかる費用

諸費用

住宅を建てる際には、家の本体工事や付帯工事以外に、主に事務的な作業にかかる諸費用があります。注文住宅を建てる場合、諸費用は家づくりの総コストの10%程度が目安と言われています。

スクロールできます
項目内容
建築確認申請・検査料建築確認申請手数料、完了検査手数料など
つなぎ融資費用つなぎ融資を利用するときの事務手数料、利息費用
火災保険料建築後に加入する火災保険料
仮住まい費用仮住まいが必要な場合その家賃や、荷物預かりの為の倉庫代
引っ越し費用家が建った後の引っ越し費用の他、仮住まいへの引っ越し費用も含む
祭事費用地鎮祭、上棟祭のお布施代など

2. 自己資金をどれくらい準備するか決定する

自己資金をどれくらい準備するか決定する

国土交通省によりますと、令和4年度、住宅を建てる際にかかった費用の総額(土地購入を含む)の全国平均は5,436万円、その内自己資金比率は30.6%の1,725万円、借入金は3,711万円となっています。

こちらでは、この「自己資金」のメリットと目安額についてご紹介します。

注文住宅購入の際、自己資金(頭金)を用意することで、住宅ローンの借入額を抑え、総支払額を減らすことができます。

もちろん、自己資金を一切用意せずにフルローンで住まいを購入することも可能です。しかし、その場合は借入額が増えるため、毎月の返済額が負担になる可能性があります。

もしも少しでも住宅ローンの返済額を抑えたいと考えているのであれば、無理のない範囲で自己資金を用意しておくことをおすすめします。これによって借入額を減らし、返済負担を軽減することができます。借入額が少ないと将来的な利子負担も減ります。

自分に合った頭金の金額を考える際には、自身の経済状況や将来のライフプランをしっかりと考慮し、具体的には生活費の半年~1年分は余裕をもって手元資金に置いておくとよいと言われています。

3. 住宅ローンの借入金額を決定する

住宅ローンと年収との目安

自己資金と合わせて、住宅ローンの借り入れ金額も検討します。住宅ローンは毎月無理なく返済し続けていけることが重要です。現在の住まいでかかっている費用、これからのライフプラン、新居の固定資産税(平均して年10~20万円)を考えた上で、いくらなら返済できるのかを計算してみましょう。

年収と住宅購入費のバランスを考える際に、返済負担率(住宅ローンの年間返済額が年収に占める割合)がひとつの目安となります。一般的には、返済負担率が25%以下であれば、無理なく返済が可能とされています。

例えば、年収が1000万円の場合を考えてみましょう。年間の返済額が250万円から350万円の範囲内であれば、生活に支障をきたすことなく返済ができる可能性が高いと言われています。

返済負担率を考慮することで、自身の収入に合わせた適切な住宅ローンを選ぶことが大切です。返済負担率が高すぎると、毎月の返済が負担となり、生活の余裕が減ってしまうことがあります。逆に返済負担率が低すぎると、長期的な視点で見た際の利子負担が増える可能性があります。

返済期間の考え方

令和4年度の国土交通省による「住宅市場動向調査報告書」によれば、注文住宅における住宅ローンの平均返済期間は土地が32.8年、住宅が34.5年となっており、長期にわたって返済を行っている方が多いことが分かります。

返済期間が短いほど、毎月の返済額は増えていきます。したがって、高額な融資を受ける場合は、返済期間にゆとりを持たせることも一つの方法です。

また、融資を受ける年齢によって異なりますが、返済期間が長くなると老後の資金を蓄える期間が短くなる点にも注意が必要です。住宅ローンのことだけでなく、返済後の生活のイメージを持ちながら、資金計画を立てていきましょう。

変動金利か固定金利かを考える

借り入れの金額を検討しながら「変動金利と固定金利の選択」も必要になります。一般的に、借り入れ時点の金利は変動金利の方が低くなり、総返済予定額も安価になります。しかし、住宅ローンの金利が上昇してしまえば、固定金利の方が総返済額が安価になるので、慎重に検討しましょう。

4. 注文住宅の資金計画を立てる上での注意点

支払いのタイミングに注意!

注文住宅の場合、支払いは一度ではなく項目ごとに何度かに分けられることがほとんどです。それぞれがそれなりにまとまった金額になりますので、支払いのタイミングも押さえておきましょう。
具体的には、不動産会社などにより異なりますが、土地の購入に対しては契約時に手付金、引き渡し時に残代金。注文住宅の購入に対しては契約時に手付金、着工時に着工金、中間で中間金または上棟金、引き渡し時に残代金といったタイミングでそれぞれ支払うことが多いです。

「借りられる金額=借りて良い金額」ではない

「借入限度額がそのまま借りてよい金額にはならない」ということにも注意が必要です。住宅ローンは満額借りてしまうと、多くの場合、家計に負担がかかるほど大きい金額を借りられます。しかし住宅ローンの返済に追われてしまうと、預貯金は増えず、旅行などを楽しむこともできませんし、子どもの進学や車の購入などのイベントも余裕をもって迎えられません。資金計画・ライフプランを十分に考えた上で、生活に負担を与えない範囲内で借り入れるようにしましょう。

5. まとめ

資金計画は、住宅購入にかかる費用の内訳を知り、どのように資金を調達するかを考えることが重要です。毎月の返済額が無理のない範囲で計画的に行えれば、新しい住まいでの生活を心配することなく楽しむことができるでしょう。

逆に、無理な返済を強いられていつも不安を抱えながら生活するのはとてももったいないことです。
資金計画を立てる際は、住宅購入にかかる費用を細かく把握し、どのように資金を調達するかを考えましょう。そして、返済額が自分にとって無理のない範囲内に収まるように計画を立てることが大切です。そうすれば、新しい住まいでの生活を心配することなく、今よりもっと充実した日々を送ることができるはずです。

もし、資金計画を立てる上で心配な点や不明点がございましたら私達も力になれることと思います。どうぞお気軽にご相談くださいね!

▶︎ 横浜で大工さんと一緒に作る注文住宅なら瀬沼住建

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

神奈川県横浜市の新築注文住宅・リフォーム・リノベーション工事専門店、瀬沼住建代表、瀬沼 渡と申します。瀬沼住建では、理想の住まいを、手の届く価格でご提案、設計、施工しております。熟練の大工が、ヒアリングからご提案まで一貫して対応し、お客様の理想を形にするお手伝いをさせていただきます。一流の一級建築士による設計も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください!

目次