収納リフォームの考え方|“片づけやすさ”を設計する

皆さん、こんにちは!
横浜市の新築注文住宅・リフォーム・リノベーション工事専門店、瀬沼住建です!
「毎日片付けてもすぐに散らかる」「収納が足りない」と感じていませんか?
実はその原因、収納スペースの量ではなく“設計の仕方”にあることが多いのです。
収納は単にスペースを増やすだけではなく、暮らしの動線やライフスタイルに合わせて設計することが大切です。
無垢材を活かした造作収納や、生活習慣にフィットするリフォームを行うことで、片付けが自然と続く住まいを実現できます。本記事では、リフォームを始める前に押さえたいポイントから、部屋別の工夫、無垢材の魅力まで幅広くご紹介します。
「家が片付かない」「もっと快適に暮らしたい」と感じている方に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
収納リフォームで最初に考えるべきこと

収納リフォームの第一歩は、「なぜ片付かないのか」 をしっかり考えることです。
「もっと収納スペースが欲しい」と思いがちですが、単純に棚やクローゼットを増やしても、結局は物が溢れてしまうことも少なくありません。
そこで大切なのが、暮らしの習慣に合わせた“片づけやすさ”を設計するという視点です。
「片付かない」を解決する収納計画の立て方
まず取り組みたいのが、家の中にある物の“棚卸し”です。
「何を・どこで・どのくらい使っているのか」をリスト化することで、必要な収納の種類や場所が見えてきます。
週に数回:掃除道具、趣味用品
年に数回:シーズン物の衣類、クリスマス飾りなど
使用頻度ごとに分けることで、「すぐ手に取れる場所」と「奥にしまっておく場所」を自然に切り分けられます。
棚卸しは一人だけでなく家族みんなで行うことがおすすめです。家族の意見を聞くことで「実はここに置いてほしい」「これはここに片付ける」といった生活の本音も見えてきます。収納計画は“使う人全員”の声を反映させることで、初めて効果を発揮します。
さらに、記録の仕方にも工夫を。紙に書き出すだけでなく、写真に撮って一覧化すると、後から見返すときに「何が多いのか」「重複している物はないか」が一目でわかります。不要な物を減らす判断にも役立ち、結果としてリフォームのプランがスリムになります。
動線が変わる、家族みんなが片付けたくなる家
収納は生活動線と直結しています。
例えば、玄関にコートやバッグの置き場をつくれば、リビングが散らからなくなります。キッチン近くにパントリーを設ければ、買い物帰りの収納がぐっと楽になります。
「片付けやすい仕組み=家族みんなが自然と使える仕組み」なのです。
予算・条件・将来像をセットで整理
まずは予算を明確にし、どこに重点を置くかを決めましょう。日常的に使う収納には予算をかける、頻度の少ない場所は最低限にとどめるなど、バランスを考えながら整理していくと無理のない計画になります。
次に条件を考えてみましょう。家族の人数や所有している物の量、日々の生活リズムを整理すると、収納の必要量や配置が見えてきます。例えば、共働き世帯なら帰宅後すぐにコートやバッグをしまえる玄関収納が便利ですし、在宅ワークが多い家庭なら書類やPC周辺機器の収納が欠かせません。
収納リフォームは目の前の問題解決だけでなく、将来も見据えることが大切です。数年後の生活をイメージし、お子様の成長に合わせて勉強道具から衣類や趣味の道具へと収納の役割が自然にシフトしていくようにしたり、親との同居を想定して収納の位置をバリアフリーに配慮したりすることで、リフォーム後に無駄が出にくくなります。
このように将来を見据えた収納計画は、“長く使える仕組み”をつくることにつながります。ライフスタイルの変化に対応できる収納は、日常の快適さを維持しながら暮らしを支える大切な基盤となるのです。
部屋別にみる収納リフォームの工夫
玄関

玄関の収納では、靴や傘だけでなく、ベビーカーやアウトドア用品も収納できる土間収納が人気です。散らかりやすい玄関をすっきり見せ、第一印象を良くしてくれます。
POINT
動線上にコートフック+鍵置きの定位置を
泥汚れ対応で床材は耐水・耐汚れを選ぶ
湿気対策に通気スリット/可動棚を
キッチン
調理器具や食品ストックが多いキッチンには、パントリーが効果的。生活感を隠す扉付きや、取り出しやすいオープン収納など、暮らしに合わせて選べます。
POINT
使う場所の近くに道具の定位置を
ラベリングで家族みんなが戻せる仕組み
ゴミ箱位置と動線の交差回避を設計

リビング

家族が集まるリビングは最も物が溜まりやすい場所です。テレビボードと一体型の壁面収納や、小上がり和室の下を活かす引き出し収納などで、すっきり整った空間になります。
POINT
仮置きスペースで「とりあえず置き」を
壁面収納でテレビ周りや小物をすっきり整理
インテリアと馴染む収納家具を選んで統一感を
寝室
寝室はくつろげる空間にしたいものです。クローゼットやウォークインクローゼットを整えると、衣類や寝具の管理が楽になります。また、”しまう収納”だけでなく、お気に入りの小物類は”見せる収納”としてディスプレイすることで、美しい空間が生まれます。
POINT
ウォークインやクローゼット内を棚+ハンガーでゾーニング
ベッド下を活用してシーズンオフ品を収納
小物や雑貨は「見せる収納」で雰囲気づくり

洗面所

洗面所や脱衣所は、タオル・洗剤・日用品のストックが集まる場所で、収納が不十分だとすぐに散らかってしまいます。造作棚やニッチを設けると、動作の流れがスムーズになり「使ったらすぐ戻せる」環境になります。
POINT
タオルや洗剤は“ワンアクション”で手に取れる位置に
家族ごとに収納場所を分けて混在を防ぐ
ニッチや造作棚で「戻しやすい」習慣をつくる

収納ひとつで変わる、生活リズム

収納計画は、生活のリズムそのものを変える力があります。物の置き場所が決まるだけで動作のムダが減り、毎日のストレスが驚くほど解消されるのです。
例えば玄関に収納を増やすと、靴やカバン、郵便物や鍵の定位置が決まり、出かける準備がスムーズになります。キッチンにパントリーや棚を加えると、ストックの「見える化」で買い物の無駄が減り、調理器具も取りやすくなることで料理時間の短縮につながります。
このように「片付けやすさ」が整うことは、家事効率や心のゆとりを生み出し、暮らし全体の質を高めてくれるのです。
無垢材で叶える、心地よさ

瀬沼住建の強みは、無垢材を活かした収納づくりです。無垢材の魅力は、木の温もりや香りが暮らしに安らぎを与えること。触れるたびに心落ち着くその質感は、日々のストレスを和らげてくれます。さらに年月を重ねるごとに色合いや風合いが深まり、愛着が増していきます。お子様のおもちゃ収納を無垢材でつくれば、手触りや香りを通じて「ものを大切にする心」を育むことにもつながります。
さらに、無垢材は見た目の美しさだけでなく、機能性も高いのが特長です。木が持つ自然な調湿作用により、湿気の多い季節でも収納内部を快適な状態に保ち、衣類や食品を安心して保管できるのも、無垢材の魅力の一つです。
私たちは、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせて、デッドスペースまで有効活用する造作収納を得意としています。無垢材と高い職人技術を組み合わせることで、既製品では実現できない、暮らしにぴったり馴染む「世界に一つだけの収納」を作り出します。
実際に無垢材を使った施工事例をご覧ください。⇒無垢材の製作事例はこちら
収納や暮らしの快適さに関するお悩みは、人それぞれ違います。
『まだ漠然と考えている段階』でも『具体的にプランを立てたい』という方でも、どうぞお気軽にご相談ください。お客様の暮らしに寄り添った最適なご提案をいたします。
私たちが、理想の住まいを叶えます!

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