シックハウス症候群と健康住宅|家族の健康を守る住まいづくり

皆さん、こんにちは!
横浜市の新築注文住宅・リフォーム・リノベーション工事専門店、瀬沼住建です!
注文住宅やリフォームを検討する際、多くの方が間取りやデザイン、設備に目を向けがちですが、実は見落としやすい大切な要素があります。それが 「シックハウス症候群」 です。
聞いたことがあるけれど詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。家族が長く安心して暮らすためには、健康に配慮した「健康住宅」の視点が欠かせません。
今回は、シックハウス症候群の基礎知識と対策、健康住宅について詳しくご紹介します。これから住まいづくりをお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
シックハウス症候群とは?住宅に潜むリスクと健康被害

シックハウス症候群とは、住宅に使われる建材や家具、接着剤などから発生する 揮発性有機化合物(VOC) や化学物質によって、居住者に健康被害が生じる現象のことです。
1990年代に社会問題化し、2003年には建築基準法が改正され、ホルムアルデヒドを含む建材の使用が厳しく制限されました。さらに、24時間換気システムの設置が義務化され、新築住宅での発症は減少傾向にあります。
しかし、安心してよいわけではありません。家具やカーテン、カーペットなどのインテリア用品、さらにはリフォーム工事に使う接着剤や塗料などからも揮発性有機化合物(VOC)は発生します。つまり「新築だから安全」とは限らず、建材選びや換気計画の工夫は今も欠かせないのです。
主な原因とよく見られる症状
原因となるもの
・ホルムアルデヒドを含む合板や接着剤
・塩化ビニル製のクロスや床材
・化学塗料や防腐剤、防虫剤
・換気不足の密閉空間
新築やリフォーム直後の家に入ったとき、「ツンと鼻をつく匂い」を感じたことはありませんか?
これは建材や内装材に含まれる化学物質が、空気中に揮発しているサインです。合板やクロスに使われる接着剤、防腐剤や塗料などは、完成直後がもっとも揮発量が多いため、特に注意が必要です。
さらに、最近の住宅は気密性が高く、外気が入りにくい構造になっています。その分、換気が不十分だと室内に化学物質がこもり、濃度が上がりやすくなってしまいます。こうした環境がシックハウス症候群を引き起こす大きな要因となるのです。
よく見られる症状
・頭痛・めまい
・目や喉の痛み、乾燥
・アレルギー症状や湿疹
・慢性的な倦怠感
シックハウス症候群の症状は、風邪や疲労と似ているため、最初は気づきにくいのが特徴です。「なんとなく頭が重い」「家にいると喉がイガイガする」といった違和感が出ても、外出すると楽になるケースがあります。
こうした“家の中だけで悪化する体調不良”は、化学物質が原因である可能性が高いサインです。特に小さなお子さまや高齢者の方は抵抗力が弱く、アレルギーや呼吸器系への影響が出やすい傾向があります。
本来、家は家族が安心して過ごす場所であるはずです。しかし環境が整っていないと、逆に健康を損なうリスクを抱えることになります。だからこそ、症状を軽く考えず「住まいが原因かもしれない」という視点を持つことが大切です。
健康住宅とは?家族が安心して暮らすための住まいづくり

シックハウス症候群のリスクを避け、安心して暮らせる住まいが「健康住宅」です。
健康住宅のポイント
・自然素材の活用
無垢材や漆喰、珪藻土など、化学物質の少ない素材を使うことで、空気がきれいで安心な住まいになります。
調湿や消臭効果もあり、快適性にも優れています。
・適切な換気計画
24時間換気システムや窓の配置を工夫し、新鮮な空気を常に取り入れることが大切です。湿気や有害物質をため込まず、健康被害を防げます。
・断熱、気密性能の確保
結露やカビを防ぎ、室温差を少なくすることで快適さと省エネ性が高まります。ヒートショック予防にもつながり、
特に高齢者の方には安心です。
健康住宅は、見た目やデザイン性だけにとらわれず、「家族が安全に暮らせる環境を整える」という視点を大切にした住まいづくりなのです。
健康住宅で使われる自然素材
健康住宅のポイントで取り上げた「自然素材の活用」について、もう少し詳しくご紹介します。

無垢材の魅力
無垢材は自然の木をそのまま加工した素材で、接着剤を使わない分、化学物質の放散が少ないのが特徴です。また、湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥すると吐き出す「調湿作用」があるため、快適な室内環境を保ちます。木の香りにはリラックス効果もあり、家族の心身を癒してくれます。年月を重ねるほどに色味や風合いが変化し、暮らしと共に味わいが増すのも魅力の一つです。
漆喰や珪藻土の壁
これらの自然素材は、消臭・抗菌作用を持ち、湿気対策にも優れています。梅雨の時期や夏のジメジメした時期でも快適に過ごせるだけでなく、見た目にも温かみがあります。自然素材ならではの質感や風合いは、インテリアとしても高い人気があります。


健康住宅は地球にも優しい?

無垢材や漆喰、珪藻土など、化学物質をほとんど含まない自然素材を活用することで、製造から廃棄に至るまで環境への負荷を抑えることができます。国産木材を使えば、輸送エネルギーを抑え、森林資源の循環利用にもつながります。
また、断熱性や気密性を高めた健康住宅は、冷暖房の効率が良くなり、光熱費だけでなくエネルギー使用量そのものを削減できます。結果的にCO₂排出を減らし、地球環境の保全に貢献します。
健康住宅は「家族の健康を守る」だけでなく、「環境を守る」家づくりでもある、ということにつながりますね。
健康住宅に強い会社を選ぶポイント

- 無垢材や自然素材を実際に扱った施工実績があるか
- 建材の安全性について説明できるスタッフや大工がいるか
- 換気や断熱など“目に見えにくい性能”まで提案してくれるか
- 現場見学や素材サンプルの確認ができる体制があるか
無垢材や自然素材の施工は、性質上、専門的な知識や技術が必要となるため、実績のない会社も少なくありません。まずは施工実績を確認することをおすすめします。
建材の安全性を丁寧に説明できるスタッフや大工がいる会社であれば、専門的な知識に基づいたアドバイスを受けられるため安心です。
さらに、換気や断熱といった「完成後には見えにくい部分」までしっかり提案してくれるかどうかも重要なポイントです。実際に建築中の現場を見学できたり、素材サンプルを手に取って確認できる体制があれば、イメージが具体的になり失敗のない家づくりにつながります。

健康を守る住まいづくりなら瀬沼住建へ
家づくりで本当に大切なのは、見た目のデザインや最新設備だけではなく、家族が毎日を健やかに過ごせる安心感です。住まいは長い年月を共にする場所だからこそ、「健康を守れるかどうか」という視点も大切にしたいものです。
シックハウス症候群は誰にでも起こり得る身近な問題ですが、自然素材の活用や適切な換気・断熱性能、そして大工によるきめ細やかな提案で防ぐことができます。
無垢材を実際に扱ってきた豊富な経験が、瀬沼住建の大きな強みです。
人生で一番大きな買い物だからこそ、デザインや価格だけでなく「家族の健康」にもこだわってみませんか?
瀬沼住建では木の特性を知り尽くしたプロフェッショナルな大工が、住まいづくりを丁寧にサポートいたします。健康住宅にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちが、理想の住まいを叶えます!

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